今回飲んだのは、ワイン好きとして一度は飲まなければいけないであろう、フランス、ボルドーのフルボディ赤ワイン、「シャトー・モン・ペラ・ルージュ」です。
2,000円ほどのワインにかかわらず、フランスの高級シャトーのワインより、高い評価を受けた経歴があるワイン。
日本で爆発的に知名度が高まったのは、ワイン漫画「神の雫」での登場によります。
主人公がこのワインを飲んで、カリフォルニアの高級ワインであるオーパスワンより気に入り、ロックバンド、クイーンの音楽が聞こえる!、という印象的なシーンがあるのです。
さて、実際にどんなワインなのか。
期待に胸を膨らませて飲んだところ。。。
もちろんクイーンの音楽は聞こえませんでした。笑
しかし、香りのタバコのニュアンスや、口にした時のスパイス感、濃いベリーの渋みによる力強さと重さ。
こういったところからロック音楽を連想するのは、なるほど、と納得ができます。
その味わいの力強さや重さで、ハンバーグやビーフシチューなど、味の強い肉料理ととても良く合い、
熟成が進んだコクのあるカマンベールチーズや、ブルーチーズなどとも相性バツグンです!
しかし、料理に良く合い十分美味しいのですが、ワイン自体の感動は、期待しすぎたせいか、やや弱め。。。(あくまでも個人的な意見です)
タンニンが少し舌にザラザラする感じや、スパイスが効きすぎている感じが、若干飲みにくく、果実味もまだ少し青臭い印象を持ちました。
しかし、これは同時に、ワインのポテンシャルを示しているとも思いました。
私が飲んだのは、2016年のヴィンテージ。
早飲みもいけると口コミもあり、安く買えたものを飲んだのですが、やはり若すぎたのだと思います。
あけた時はそうでもなかった香りが、1時間ほどで開き、渋みもややまろやかに、ほんのりと甘みもあらわれ、「あ、美味しいかも」となりました。
相当力強い味わいなので、熟成を経て渋みがまろやかになれば、相当おいしいワインになるのではないかと思いました。
深読みし過ぎでしょうか?笑
オンラインワインショップ、エノテカさんの口コミでも、高評価が多いものの、低い点数をつけている人もポツポツおり、なかなか評価が割れるワインなのだと思います。
↓ エノテカでは2010のヴィンテージあり。やはり古いほど高くなる傾向。
今回は、残念ながら期待に達しなかったものの、次は古めにヴィンテージを変えて、もう一度飲んでみようと思うワインでした。
(↑完全に神の雫の広告効果に負けました。)
【勝手なイメージ:濃いベリー系の味わいにもやがかかった感じ】