今回は、「エスホード・ロホ」というチリのフルボディ赤ワインを紹介したいと思います。
エスホード・ロホは、フランス、ボルドーのメドック格付け1級の超名門シャトー「ムートン・ロスチャイルド」を有する「バロン・フィリップ・ロスチャイルド社」が、チリで生産するワインです。
ワインの生産を安く行えるチリで、本場ボルドーの技術を生かしたワイン造りが行われているため、ボルドーではなかなか難しい低価格帯で、おいしく高品質なワインが実現されています。
・ワインの種類:赤ワイン(フルボディ)
・生産地 :チリ セントラルヴァレー
・生産者 :バロン・フィリップ・ロスチャイルド
・ブドウ品種 :カベルネソーヴィニヨン、カベルネフラン、カルメネール、シラー
・アルコール度:13.0%
・生産年 :2016年
・価格帯 :1,900円程度
飲んだ感想
印象はとにかく濃厚なボルドーワイン。
色は濃い紫色で、グラスの底がまったく見えないほど。縁は少しガーネットがかっています。
香りはブラックベリーのような濃厚な果実と、バニラ、そしてマジックインクのような香りがむわっと立ち上がります。ベースはカベルネソーヴィニヨンだと思いますが、シラーの甘さとパワフルさがあり、カベルネソーヴィニヨンを補っているイメージ。
口に含むと香りほどの甘さは無く、タンニンが押し寄せてきます。しかし、それは滑らかで酸味も少ないため飲み心地は柔らかです。
先日紹介した、ラフィットグループがチリで生産する「ロス ヴァスコス」もボルドースタイルでしたが、酸味やフレッシュさが若干ありました。
それに比べると酸味はほとんど無く、ずっと濃厚です。
開栓直後は若干香りが弱く硬い感じですが、デキャンタージュしたり、時間をおいたりすると香りがどんどんでてきます。
3日目に飲んでもへたれない良いワイン。
重厚なボルドーワインの風格を持っているので、牛肉や羊肉、ジビエといった味わいが強い肉料理との相性が抜群です。
寒くなったので、すき焼きをした時に合わせて飲みましたが、すき焼きの濃い味付けと良く合いました。
ワインの印象まとめ(著者の独断です)
独断によるワインの印象をまとめます!
・コスパ :★★★★☆(本場ボルドーではなかなか無い価格帯)
・おすすめ度:★★★★☆(複雑で濃厚な香りと味わいで高級感のある赤ワイン)
(★☆☆☆☆:普通、 ★★★☆☆:良い!、 ★★★★★:最高!)
肉料理や味の濃い料理に合わせるデイリー赤ワインとして外さないワインだと思います。
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バロン フィリップ ド チリ エスクード ロホ 750ml [エノテカ/チリ/赤ワイン/セントラル ヴァレー]【gift】【キャッシュレス 還元】 価格:1,925円 |