ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーの感想

こんばんは。店頭に並ぶボジョレーも見かけなくなり、そろそろ飲み納めの時期ですね。

先日書いた「ボジョレー・ヌーヴォーの選び方?」という記事で、ボジョレー・ヌーヴォーの中でも、産地が限定された「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー」があることを紹介しましたが、今回はそのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーを飲んだ感想について書きたいと思います。

ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーのワイン造りの具体的な規定は下記の通りで、「通常のものよりおいしいか?」という基準ではありません。

赤・ロゼワインの場合、アルコール度数は10.5%~13%、白ワインは11%~13.5%とされ、残留糖の含有量についても、グルコースおよびフルクトースはリットルあたり3g以下(白ワインの場合は酸性度によりリットル4g以下の場合もあり)と規定されています。

(引用元:https://www.dragee.co.jp/fs/dragee/c/gr320

しかし、個人的に今年飲み比べた感想としては、ヴィラージュ・ヌーヴォーの方が香りや味わいに複雑味があり、飲み心地が良いといった印象がありました。軽さや渋さは、各メーカーによって異なると思います。

以下、今年実際に飲んだ、「アルベール・ビショー」とパリの三つ星レストラン「タイユヴァン」セレクションの2点を紹介したいと思います。

アルベール・ビショー ボジョレー・ヴィラージュ

アルベール・ビショーは、フランス、ブルゴーニュの名門ワイン企業で、ボジョレー地区だけでなく、シャブリやコート・ドールなど、ブルゴーニュの銘醸地で数々の高級ワインも生産しています。

ブルゴーニュの各地にいくつかの上級ドメーヌを所有する他、多くの生産者からぶどうを買い、各地のぶどうの魅力を最大限引き出すワイン造りを行っています。

そんなアルベール・ビショーのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー。

イトーヨーカドーで買いましたが、特別ボトルなのか、ネットなどで売っているラベルとは異なります。

アルベール・ビショー ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー

<Wine Data>
・ワインの種類:赤ワイン(ライトボディ)
・生産地   :フランス ボジョレー・ヴィラージュ
・生産者   :アルベール・ビショー
・ブドウ品種 :ガメイ100%
・アルコール度:13.0%
・生産年   :2019年
・価格帯   :2,000円程度

色は透明度が高く、ルビーに近い赤紫色で、輝きがあります。

イチゴのような甘酸っぱい香りに、パイナップルやグレープフルーツや花といった、白ワインのような華やかな香り。

酸味やタンニンはとてもまろやかで、口に含むと先ほどの明るい香りがぱっと広がります。

アルコール度数は13度とそこそこ高いですが、それを全く感じさせない華やかさと軽さがありとても飲みやすいです。

野菜室くらいの少し冷やした温度でも、香りや果実味がしっかり感じられる、クオリティの高いワインだと思いました。

それでいて価格も2,000円程で、ヴィラージュの中ではリーズナブル。

 

独断によるワインの印象をまとめます!

・飲みやすさ:★★★★☆(果実味豊かですっと飲めます)
・コスパ  :★★☆☆☆(ヴィラージュの中では安い)
・おすすめ度:★★★★☆(口の中にぱっと広がる明るい果実味)

(★☆☆☆☆:普通、 ★★★☆☆:良い!、 ★★★★★:最高!)

柔らかく明るい果実味が好印象で、おいしく飲みやすいボジョレーです ♪

アルベール・ビショー ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2019

価格:2,393円
(2019/11/27 07:50時点)

タイユヴァンセレクトのボジョレー・ヴィラージュ

パリの三ツ星レストラン「タイユヴァン」がセレクトしたボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー。

日本ではワインの最大手販売企業「ENOTECA」がおすすめしており、

ワイン生産者にとってタイユヴァンのワインリストに自分のワインが選ばれるということは、最高の栄誉

とのこと。

(引用元:2019年 ボジョレー・ヌーヴォー | ワイン通販ENOTECA(エノテカ)

「ヴィエイユ・ヴィーニュ(古木)」の記載があり、樹齢50年の木からとれたぶどうから作られているようです

タイユヴァン ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー

<Wine Data>
・ワインの種類:赤ワイン(ミディアムボディ)
・生産地   :フランス ボジョレー・ヴィラージュ
・販売元   :タイユヴァン
・ブドウ品種 :ガメイ100%
・アルコール度:13.0%
・生産年   :2019年
・価格帯   :3,500円程度

色は透明な赤紫色ですがやや色は濃い目、イチゴのような甘酸っぱい香り。

ヴィエイユ・ヴィーニュによるものか、ボジョレーの中ではある程度のタンニンがあり、やや重めですが、複雑味を帯びたなめらかなタンニンで飲み心地はとても良いです。

渋くてやや重いのもおいしいですが、ボジョレーに軽さや明るさを期待している方には少し違うかもしれません。

開けたばかりは特に硬い印象ですが、デキャンタージュするか、2日目あたりで飲むとより滑らかになり、香りもでてきます。

 

独断によるワインの印象をまとめます!

・飲みやすさ:★★★☆☆(やや渋みがあるが滑らか)
・コスパ  :★☆☆☆☆(値段はそこそこ)
・おすすめ度:★★★☆☆(ボジョレーの中では複雑味と渋みを感じる)

(★☆☆☆☆:普通、 ★★★☆☆:良い!、 ★★★★★:最高!)

軽くて明るいボジョレーではないですが、なめらかな渋みと複雑味がおいしいワインでした。

ワイン 赤ワイン 2019年 ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー ヴィエイユ・ヴィーニュ / タイユヴァン フランス ブルゴーニュ ボジョレー / 750ml

価格:3,850円
(2019/11/21 22:35時点)
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