もうすぐ、バレンタインデー。ということで、今回はチョコレートに合うワインを探してみました!
ワインとチョコは、合いそうで意外と合わせるのが難しい組み合わせです。
甘めのミルクチョコと合わせると、ワインの酸味や渋みを異常に強く感じてしまったり、苦めのチョコの場合は、ワインによってチョコの苦さがより強調されてしまうことがあります。
昨年は、チョコとデイリーワイン3種(赤、白、泡、いずれも辛口)の相性を試す記事を書きました。
しかし、合わせたチョコが、カカオ率高めでシャンパンが少し混じった、やや特殊なものだったので、今回は、色々な種類のチョコに幅広く合うようなワインを考えました。
甘いチョコには甘いワインということで、甘口白ワインは鉄板ですが、それでは面白くないので、今回試したのは「甘口赤ワイン」です。
ハンガリーのハノス=バハ(ハヨーシュ=バヤ)という地域で生産される「ピーロート アイスクリスタル」というワインで、カベルネソーヴィニヨンを凍らせ、糖度を上げて作ったアイスワインになります。
甘口赤ワインは、ポルトガルのポートワインや、南仏のバニュルスが有名ですが、いずれも製造過程でアルコールを添加しているため、純粋にぶどうだけで作られた、この甘口赤ワインはめずらしいです。アルコール度数も9.5%と、アルコールを添加したワインに比べて、かなり優しいものになっています。
白の甘口には無い、赤ワインのタンニンが加わるので、苦味を持つチョコレートにより合うのではないかと思いました。
・ワインの種類:赤ワイン(甘口)
・生産地 :ハンガリー 、ハノス=バハ(ハヨーシュ=バヤ)
・生産者 :ピーロート
・ブドウ品種 :カベルネソーヴィニヨン100%
・アルコール度:9.5%
・生産年 :2016年
・価格帯 :4,000円程度
飲んだ感想
通常のカベルネよりもやや薄い赤茶色で、エッジは茶色。見たことの無いカベルネの色です。
香りはイチゴジャムのよう。酸味のある蜜のようなすっきりした甘さの中にカベルネの渋みが少し混じり、ワイン単独でも飽きないおいしさを楽しめます。
そして、肝心のワインに合わせるチョコですが、今回は以下の3種をセレクトしました。
①マヤゴールド オレンジ&スパイス(ハイカカオチョコ代表、カカオ率60%、オレンジフレーバーあり)
②ルタオ ロイヤルモンターニュ(ミルクチョコ代表、紅茶フレーバーのものと、白桃フレーバーのものあり)
③きのこの山(チョコレートスナック代表。笑)
ちなみに②はチョコだけでもすごく美味しいです。笑
さて、これらのチョコと甘口赤ワインの相性ですが・・・
完璧!!
全部美味しかったです^_^
全てのチョコの甘さや風味が、ワインによって引き立ちました。
そして、ハイカカオのチョコではワインの甘さが生き、ミルクチョコの場合はワインの心地良い酸味が生きる、といったように、合わせるチョコによってワインの印象が変わるのも面白いです。
まぁ、甘さとほろ苦さという、チョコ要素を両方持ったワインなので、合わないはずはありませんよね^^;
ですので、意外性はありませんが、美味しくチョコとワインを楽しむには間違いない組み合わせだと思います。
ワインの印象まとめ(著者の独断です)
独断によるワインの印象をまとめます!
・コスパ :★★★☆☆(やや高いが美味しくレア)
・おすすめ度:★★★★★(チョコレートに合う王道マリアージュ)
(★☆☆☆☆:普通、 ★★★☆☆:良い!、 ★★★★★:最高!)
・Vivino評価点(参考):4.1 ※2020年2月時点
※本サイトのワイン評価について
今回紹介したアイスクリスタルは、ピーロートのサイトでしか買えないので(あとはメルカリとか・・・)、他に赤の甘口で気になったワインのリンクも2つ貼ります!共に甘口ワインで王道のドイツワインです。
●ヴァイゼンハイマー・アム・ザント・ローゼンビュール
シュペートブルグンダー(仏でいうピノノワール )を使った甘口赤で、これもレアなワインです。ピノノワールは辛口でさえも官能的な口当たりなので、甘口もかなり気になります。
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ヴァイゼンハイマー・アム・ザント・ローゼンビュール (2018) 価格:5,115円 |
●ディーンハイマー シュロス
ドイツの甘口ワインの銘醸地、ラインヘッセンでつくられた甘口赤ワイン。Vivino評価点も3.5とコスパが良さそう!
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ディーンハイマー シュロス Q.B.A ブルガマイスターヴェーバー 750ml ドイツ ラインヘッセン 甘口 赤ワイン 長S 価格:1,397円 |