家でワインを飲む時には、いくつかのポイントに気をつけないと、高級なワインを買っても、美味しさが激減してしまいます(^^;
(何度か失敗の経験有り。汗)
筆者の経験をふまえ、家でワインを美味しく飲むのに特に重要だと思うことを以下にまとめました!
「高いワインなのに美味しくなかった・・・」という経験がある方や、「ホームパーティーなどで美味しくワインを出したい!」という方は、是非読んでみて下さい(^^)
①飲む前のワインの温度に注意する
飲む前にまず気をつけたいのはワインの温度です。一般的にワインの種類に応じて下のような温度が良いと言われています。
・赤ワイン(ライトボディ)10〜12℃
・赤ワイン(ミディアムボディ)13〜16℃
・赤ワイン(フルボディ)16〜18℃
・白ワイン(辛口)7℃〜14℃
・白ワイン(甘口)5℃〜8℃
ざっくりつかむと、赤ワインはややぬるめ、白ワインは冷蔵庫で少し冷やすくらいが良いということです。(冷蔵庫の平均温度は5℃程度)
赤ワインは、特にフルボディの重いワインほど、冷えると香りが抑えられてしまい、また、酸味が強く感じられるようになってしまいます。。。
そのため、飲む前にある程度ぬるめにした方が、本来の香りが現れると共に、酸味もまろやかになり、やや甘みも感じられるようになるため、とても飲みやすくなります!
特に冬場は、寒い場所で保管していたワインをいきなり飲むと、冷えているせいで味わいが低下してしまうことが多いので、飲む前に暖房が効いた暖かい部屋に出しておき、ぬるめにしてから飲むのが良いです。
一方、白ワインは、辛口はスッキリとした味わいを楽しむものが多いため、冷やしておいた方がおいしいです!(ビールと一緒ですね!)甘口ワインも、ぬるいと甘ったるくなってしまうので、特に冷やしたほうが良いワインです。
重めの白ワインの中では、赤ワイン同様、少しぬるいほうが香りがでて美味しくなるものもありますが、基本的には冷えていて問題ないと思います。
②赤ワインは澱(おり)を沈めてグラスに注ぐ
ワインには「澱(おり)」呼ばれる、ワインの成分が結晶化したものが入っている場合があります。澱は、主に赤ワインにみられ、特に長期熟成のボルドーワインなどに、多く入っています。
害は全く無いのですが、口にした時にざらついたり、嫌な酸味を感じたりして美味しさの邪魔をしてきます(^^;
そのため、このようなワインを飲む時には、飲む前にボトルを立てて置いておき、澱をボトルの底に沈殿させておくことが重要です。
ワインを注ぐ時に澱がグラスの中に入ってしまうと、澱も一緒に飲む事になり嫌な酸味がでてしまいます。飲む前日くらいから立てて置いておくのが良いです。
③香りが弱い場合はデキャンタージュしてみる
赤ワインに多いのですが、良いワインのはずなのに、コルクを抜いた時に香りがあまりしなかったり、「酸味が強くて微妙?」、ということがあります。
しかし、これを「外れのワインか(> <)」と決めつけるのは早く、時間が経つにつれて良い香りがたち、酸味がまろやかになって美味しくなることがあります。
これは、ワインが空気に触れたことによっておこる現象で、このようになった状態を、俗に「ワインが開いている」というように表現します。
ワインを開かせるのを効率的に行う方法が「デキャンタージュ」です。デキャンタと呼ばれる透明な容器に、ボトルのワインを移し替えることで、ワインがより空気に触れるようになります。お店などで、たまに高い位置から細くワインを注いでデキャンタに移し替えてくれることがありますが、これは単にカッコいいから!ではなく、より空気に触れる時間を長くするためなのです。笑
デキャンタージュには、本当はデキャンタがあると良いのですが、デキャンタは購入しようと思うとなかなか値段が高いですし、家だと保管スペースもくってしまうので、私はコーヒー用のガラス容器( ↓ )を使っています。笑 底が広く、効率的に空気に触れさせることができるので、デキャンタを持っていない方におすすめです。
④グラスへの注ぎ方に注意する
ワインをグラスにそそぐ量も重要です。グラスにいっぱいに注ぐのはNGで、グラスの1/3程度がおすすめです。このようにするとワインの香りがグラスの中で膨らみ、香りをしっかり感じられます。また、空気に触れる面積が大きくなるので時間が経つことによるワインの味の変化も楽しむことができます。
良い店で、グラスいっぱいに注がないのは決してケチだからではありません。笑
また、さらに美味しくワインを飲むためには、飲むワインに適したグラスの形状を選ぶことが大切です!グラスの選び方については過去に下記の記事を書いています。
長くなってしまいましたが、以上が飲む前の注意点のまとめでした!細かい内容のように思いますが、意外と(というかかなり)ワインの味わいに影響してくる内容だと思っています。
また、一度開栓したワインの保存方法には別の注意点があり、以前まとめているので、気になる方はそちらも参考にしてみて下さい(^^)/