チーズはワインと一緒に食べることの多いおつまみの1つですが、残念なことに、どんなワインとチーズでも合うわけではなく、お互いを引き立て合い、単体では味わえなかった美味しさがでてくることもあれば、せっかく美味しかったワインが酸っぱくなるなど、残念な思いをした経験もあります。。。
なかなか完璧に合わせるのは難しいですが、相性をおおまかに知ることで、より美味しくワインとチーズを楽しむことができると思います。 一般的に言われていることや、筆者の経験も踏まえ、より良い組み合わせを楽しむためのポイントを下記に2点まとめました!
① 味に共通点があるものを合わせる(または、味が相反するものを合わせる)
一番分かりやすく確実なのは、酸味のあるワインには酸味のあるチーズ、熟成したワインには熟成したチーズ、コクのあるワインにはコクのあるチーズ、といった具体に、味に共通点があるものを合わせることです。お互いの味が喧嘩することなく、それぞれの美味しさを引き立ててくれることが多いです。
また、前者と真逆ですが、相反する味を合わせると、第三の味のようなものが現れ、それをとても美味しく感じることがあります。塩気の強い青カビチーズと甘口ワインの組み合わせなどが有名ですが、塩気と甘さの中和によって生まれる味わいが最高です。 相反するものを合わせる場合は勇気がいると思いますので(笑)、事前に組み合わせを調べてから合わせてみるのが良いと思います。
良い組み合わせをするためには、ワインとチーズそれぞれの特徴を知る必要がありますが、筆者の主観も踏まえ、ワインと主要なチーズの相性をおおまかにまとめたものが下の表になります。
チーズもワインも、種類や熟成度合いによって味わいが異なるため、非常にざっくりとした表ではありますが、基本的な相性をつかむための参考になるとありがたいです。合う範囲が広いチーズは、チーズの熟成度をワインと合わせることで、より相性が良くなります。
② 産地が同じものを合わせる
ワインとチーズの産地を合わせると、さらに良い相性になりやすいです。ヨーロッパでは、ワインもチーズも歴史が長く、長い時間の中で各地域の食文化に徐々になじんでおり、お互いが良い相性になるように発展を遂げているためです。
上の表にはワインの主要産地も記載していますので、チーズとワインの産地が一緒になるように選ぶと、その国に行ったような雰囲気が盛り上がって良いと思います!