クラシック音楽が好きな方にワイン好きが多いと聞きます。
私もその一人です。
クラシック音楽が特殊なのは、同じ音楽を様々な演奏者が演奏することです。
そして演奏者によって、表現方法が異なるため、同じ曲でも全く違う世界が広がるのです。
これはワインも同じ。
品種や国を「曲」とすると、細かい地域性や作り手、ヴィンテージが「演奏者」にあたります。
こういった共通点から好きなるのかもしれません。
ところで、「クラシックは難しい」と思う方もいるかもしれませんが、今日は、そんな方におすすめのピアニストを紹介します。
ワインを紹介するブログじゃないの?と思われた方も、ワインに合うピアニスト、ということで読んで頂けると幸いです。笑
ピアニスト アリス=紗良・オットさん
それは、「アリス=紗良・オット」さんという、日本人とドイツ人のハーフの女性ピアニストです。
私の「クラシックは難しい」という概念を崩し、音に現れる世界の面白さを教えてくれました。
おすすめポイント①:美人。笑
こんな綺麗な方が、どんな演奏をするんだと思うだけでワクワクしませんか?
事実とても弾いてる姿が絵になり、クラシックは耳だけでなく、目でも楽しむもの、と思い知らされます。笑
最近は、日本のメディアでも紹介されるようになり、「深イイ話」で今田耕司さんが、会いたい美人ピア二ストとして紹介したことでも話題になりました。
おすすめポイント②:色彩豊かな音色
美人ももちろん良いですが、何よりも良いのはアリスさんの奏でるピアノの美しい音色です。
曲のメロディにアリスさんの解釈が加わり、音楽の色彩は多様に変化します。
そのメロディは、楽しくおどけたような音になるときもあれば、心を締め付けられるような、哀愁を帯びた音になることもあります。
こんな音を出せるのは、同じ日本人の血を持ち、私達と同じ時代を生きているアリスさんが、自身の生活で感じていることを、曲を通して精一杯伝えているからだと思います。
コンサートでトークを聞いた事がありますが、ドイツ在住にも関わらず、普通に日本語を話し、人間味に溢れる方です。
演奏を聞かれたことない方は、おすすめの演奏動画のリンクを貼りましたので是非聞いてみて下さい。
その表現の美しさや迫力にびっくりするはずです。ピアノからこんな音がでるのか・・・とすら思います。
この記事の背景
・・・と、完全に1ファンが騒いでいるだけ記事になっていますが、この記事を書いたのには理由があります。
先月、まさにこのアリスさんが、ホームページで自身の病気のことを発表しました。
内容を詳しく知りたい方は、下記発表ページを見て頂きたいのですが、ピアニスト人生、さらには生命に関わる重大な病気です。
しかし、アリスさんは深い絶望の先に、病気と向き合い、今後のコンサートに意欲的に取り組むという光を見出しており、発表の最後には、
時に人生は人を思いがけない道へと誘い込み、(中略)そこから最善を尽くすかどうかは自分自信にかかっている
と綴っています。
年だけは同じ30代の私は、とても人ごとに思えませんでした。
いつ何があるか分からない人生で、今与えられている時間を精一杯生きることの大切さを、改めて思い知らされました。
そんな時に、1ファンができることとして、アリスさんのピアノを少しでも多くの方に知ってもらいたいという思いで、この記事を書きました。
弱小ブログなので、効果があるとは思いませんが、音楽の美しさに一人でも共感して頂けると嬉しいなと思います。
医学の進歩により、進行をある程度抑えることが可能な病気のようなので、生涯に渡ってアリスさんの大好きなピアノを弾き続けられることを祈るばかりです。
今回は、1ファンの独り言に最後までお付き合い頂き、どうもありがとうございました。
【アリスさんが書いたイラストのシール】