私がワインについて勉強させて頂いた書籍で、 とても興味深かったものを紹介したい思います。タイトルは「10種のぶどうでわかるワイン」、著者はソムリエの「石田博」さんです。
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タイトルの通り、シャルドネやカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローといった主要な10種類(赤ワイン・白ワインそれぞれ5種類)のブドウ品種を切り口に、ワインについて 説明した本になっています。
本の中身は、他のワインの解説本とは異なり、 網羅的にワインを説明するものではありません。 写真は少なく(あっても白黒)、ほとんど文章なのですが、 ソムリエとして第一線で活躍されている著者が書いているため、 各ブドウ品種の特徴がとても深く掘り下げて解説されています。
また、著者自身の体験を交え、ワイン愛にあふれた生き生きした文章になっているため、 読み物として大変面白く、ワインについての印象が記憶に残りやすい本になっています。
10種とはいえ、販売されているワインのほとんどは、 これらのぶどう品種で作られているため、 ワインの味の違いを理解するためのベースができ、とてもおすすめの本です。