少し前の話になりますが、元旦にテレビ放送された「芸能人格付けチェック」では、今年もGacktが一流のワインを当てていました。
1本100万円の「シャトー・ラトゥール(1959年)」のワインと、1本5,000円のボルトー産(1976年)のワインをブラインドで飲んで、どちらが100万のワインか当てるというものです。
どちらもボルドーのワインで、5,000円の方も43年熟成、しかも絶対美味しいものを選んでると思うので、私だったら絶対分からないと思います。笑
Gacktのコメントでもありましたが、ワインが美味しいどうかは人の好みによるところも大きいのに対し、ある銘柄がどちらかを当てるのは、経験とそれを記憶に留めるための相当の努力が必要だと思うので、さすがだなと思いました。恐れ入ります。
導入が長くなりましたが、今回紹介するのは、そんな一流のワインばかりを紹介したワインの本、その名も「高いワイン」。
なかなか攻めたタイトルと表紙です。笑
本のタイトル通り、フランスを始め、全世界の高いワインの紹介と解説がされています。
各ワインの平均価格も記されていますが、1番安いもので、私が買ったことのある1番高いワインと同程度の価格。1番高いものでは、400倍以上の価格のものでした。笑
しかも掲載されているのは銘柄の平均価格なので、良いヴィンテージは、さらに高い額へと跳ね上がっていきます。
ワインの本の中で、かなりのヒット作である「教養としてのワイン」と同じ著者、渡辺順子さんが書いており、前作が面白かったので今回も購入しました。
渡辺順子さんの本は、有名なワインについてのエピソードが豊富で、歴史的、社会的背景などを踏まえて分かりやすく書かれていて、ワインの解説本とは違い、読み物として面白いです。
本作も、そんなエピソードが存分に盛り込まれており、何故そのワインが高いのか、納得できます。
私は、これらのワインを買おうとして本を買ったわけではありませんが、いつかはこんなワインを飲んでみたいと、寝る前にニヤニヤしながら眺められる、夢にあふれた本です。笑
また、各国各地の一流ワインを知ることは、その地域のワインの特徴を知ることでもあるので、ワインにはまり始めたばかりの方にもおすすめです!
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高いワイン知っておくと一目置かれる 教養としての一流ワイン【電子書籍】[ 渡辺順子 ] 価格:1,683円 |